はじめに
このワークショップは2006年に一人の患者さんから頂いた質問から始ま りました。
「サプリメントって一体、何を選べばいいのかわからない、 先生の薦めてくれる商品なら信頼できるから教えて欲しい」
正直、サプリメントのことは今まで深く考えたこともなく即答に困りました。
「申し訳ないですが宿題にしておいてもらえますか?調べておきますので‥‥。」
しかし、この質問がなければサプリメントのことは未だに無視していたかもしれ ません。 何せ、私自身が医者に怪我以外で何十年も行ったことがないくらいの健常体だっ たからですから。
さて、その日偶然にも幼馴染の眼科開業医が患者として当院に訪れました。 医師である彼に患者さんから受けたものと同じ質問をしてみました。
「好きなの適当に選べば?」
非医学的な即答をもらったことでサプリメントは日本においては医師も不勉強な ことがわかりました。 ようするにサプリメントは「自己責任」で勝手に購入しろ、ということです。
「こりゃ、一から勉強するしかないな‥‥。」
患者さんからの宿題
しかし、患者さんからの宿題の答えを見つけなければいけません。さっそく、次 の休日にドラッグストアやコンビニ、スーパーマーケットの陳列商品の観察にい くことにしました。
「‥‥これじゃ確かに悩むよなあ」 パッケージも種類も目的も値段もメーカーもバラバラで数もいったいどれだけあ るのかというくらい。医師でなくても予備知識がなければ一体、どれを選択すれ ばいいのかわからないのが当たり前だと思いました。そもそもクスリとの違いが よくわかりませんでした。
それからは、いろんな書籍を読んだり、ホームページで多くの情報、意見を調べ たり、実際に自分でも常用してみて様々な効果を体験しました。当然ながら何人 もの年配者からの御教示もいただきました。近在の漢方薬局の局長さんにも「松 寿仙」という日本古来からあるサプリメントの話まで伺うことまでできました。